古えの和歌にも詠まれた◆恋の松原◆北陸福井県は若狭美浜町の気山地区に伝わる地方伝説!

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『恋の松原』は「機織の池」と共に

北陸福井県は若狭美浜町に伝わる

もう一つの

地方伝説のスポットでございます。

 

 

 

 

美浜町の気山地区

久々子(くぐし)湖の畔にある

「 恋の松原古墳 」

 

 

そして 『 恋の松原 』 は

且つては

「 古美 ( こみ ) の松原 」

とも呼ばれていたそうです。

 

 

この地に伝わる 「 伝説 」 は

悲しい 恋の物語 なのです。

 

 

 

 

 

 

・・・ その昔

 

 

 

久々子湖近くの

気山という場所には

松林が

あったそうです。

 

 

 

ある冬の寒い日に

男女が

気山の 湖畔近くで

落ち合う 約束をしました。

 

 

 

まず 女性が 先に着き

長い間 待っていましたが

 

 

男性は なかなか

現れませんでした。

 

 

そう この日は 大雪のため

男性は 来られなかったのです。

 

 

 

女性は 約束を守り

そのまま 待ち続けましたが

 

 

 

つ い に は 橋 の 下 で

凍 え 死 ん で し ま い ま し た ・・・ 。

 

 

 

その話を 聞いた人々が

その松林のことを 「 恋の松原 」

と呼ぶようになった

 

 

 

・・・ との事です。

 

 

 

 

現在は 「 恋の松原 」 の周辺に

松林はなく

湖岸からも 300程 離れています。

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~

 

また この時

女性が 雪の山坂を 恨んだので

その山を 恨み坂山と 称し

今は 浦見坂と 書いています。

 

男もまた 恨んで

湖に身を投げて死んだ

というものです。

 

~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

[恋の松原について]

 

所在地は美浜町牧口から

若狭町・三方苧に通じる

農道と梅街道の交差点から

久々子へ50km位寄った

田圃の中にぽつんと

10m位の円墳がございます。

 

この古墳が

「恋の松原古墳」です。

 

ですが、松原自体が

どのあたりにあったかとなると

判然としないまま

今日に至っております。

 

そして、この近隣には

宇和西神社がございます。

 

 

 

 

 

伝承により

椎(しい)の橋は

その宇和西神社の

東数百歩のトコロにあり

シイの木の根が

渓流に横たわり

橋となっていた

と伝えられておりますが

現存はございません。

 

また、この時に

女が雪の山坂を

恨んだので

その坂を

恨み坂(浦見坂)と

称しました。

 

 

 

平安期には

~~~~~~~~~~~~

ほのかにも 猶あふことを

頼みてや

こひの松原 しげりそめけむ

~~~~~~~~~~~~

(祐子内親王家歌合)

と詠まれ

他に八雲御抄や夫木抄等

多くの歌が

残されております。

 

室町期には

当地を訪れた道興准后が

~~~~~~~~~~~~

とはばやな たが世に

誰をうらみ

坂つれなく残る 恋の松原

~~~~~~~~~~~~

と詠じました。

 

また、1749年の

若狭国志には

~~~~~~~~~

近世 林間に

高墳を築き

また 謡曲を作って

唱えている

~~~~~~~~~

と記されております。

 

 

 

つまり、江戸時代には

湖畔に松林があって

二人をしのぶ塚が築かれ

悲恋をうたい込んだ謡曲

「恋の松原」が作られた

とみられます。

 

 

 

現在は

「恋の松原古墳」の

周辺に松林はなく

湖岸からも300m程

離れております。

 

このあたり

久々子湖の南岸一帯は

江戸時代後期に

新田開発が

行われたそうです。

 

その頃から

この辺りの様子は

大きく変わっていった

とされておりますよ。

 

 

 

 

尚、古墳の近くには

「 恋松原 ( こいまつばら ) 」

「 人松原 ( ひとまつばら ) 」

「 跡松原 ( あとまつばら ) 」

「 恋水 ( こいみず ) 」

「 恋道 ( こいみち ) 」

といった

小字 ( こあざ ) 名が

ございます。

 

今では、田畑の登記名に

使われているくらいなのですが

悲恋伝説を今に伝える様な

こうした名称が

付けられているのです。

 

 

若狭

 

 

 

PS~

 

恋の松原古墳は

(美浜町指定史跡)

美浜町気山地区の

梅街道沿いになり

恋の松原・伝説

所縁の地でございます。

 

そして

こちらの案内板では

~~~~~~~

逢ふことを

いくどかまたん

若狭路の

やまのくろつみ

つみしらやばや

~~~~~~~

と詠まれて

おりますよ。

 

 

 

★最後に「恋の物語」に

関連しての歌動画

松山千春さんの『恋』☟

 

 

 

(写真はGoogle画像検索より)

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